統美（とうび）東京都足立区にある湯灌納棺や特殊修復を行う納棺師の専門会社

一期一会の出会いに心を込めて 私たちは、亡くなった人の最期の身支度を整えることを仕事にしている会社です。
身支度を整えさせていただく人と出会うのは、その人が亡くなった後です。私たちは亡くなった人との、一期一会の出会いに心を込めて、ご家族や身近な人たちと一緒に、想いを共にしながら、最期の時のお手伝いを、大切に努めさせて頂きます。
人が亡くなるのは、たった一度のことです。命が誕生し、命を生きて、命を終えるまで、人それぞれの命の物語があります。
でも、一人一人が命の主役で、その物語の彩りも、様々な命の彩りです。どんな命も、かけがいのない命で、懸命に命を生き尽くして、命の終焉を迎えます。命の誕生も大切でが、命の終わりも大切な時です。一人一人の物語の終わりを私たちは大切にしたいと思っています。
一人一人の命の物語には、多くの登場人物がいらっしゃいます。一人一人の物語には、他の人の大切な命の物語も重なっていて、たくさんの命の繋がりが命の彩になっていることを、私たちは大切にしたいと思っています。みんな、どんな人の命も大切でかけがえのない命です。私たちは、その命の最期の時に、その人の物語をその人らしく送らせていただくことを真剣に考えお手伝いする会社です。

どうか、心残しのないように〜 私の母が亡くなったのは、もう記憶にないぐらいの昔のことです。
50代半ばの私が7歳の時、母は突然事故で亡くなりました。3月の雪の積もる日がお葬式でした。
私は、遠くから母の親友が傷ついた母の顔にお化粧をする様子を見ていました。口紅を塗るように促されましたが、塗った記憶はありません。ただ、おじいちゃんが悲しい涙を流す中で、私は、外に行き積もった雪を踏んでいました。
その時は、悲しいがわからなかったのかもしれません。最期の時がどんな意味なのか分らなかったのかもしれません。でも、葬儀のシーンは随所で私の記憶の中によみがえります。ずっと、私の心に何かを残してしまっているように⋯
あれから、40数年たつ今も、その日のことが色濃く思い出されます。早くに亡くなってお別れをした母は、今でも私の中で年を取らずに生き続けています。大切な人を亡くすってこういうことなのだと、私は私の命を生きる中でかみしめています。
だから、私は、大切な人との最期の時を大事にしてほしいと思います。故人様にも、どうか心残しのないように⋯と願ってしまいます。大切な人を大事におくることは大切な人を大切に想うことであり、残された人たちが、未来を生きる支えになるから。
私たちの仕事は、そんな方々のお手伝い
「どうか、心残しのないように〜」